付加価値を作り出す取り組み

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中津市青の洞門近くにある「バルンバルンの森」

barunbarun.com

というキャンプ場にお邪魔してきました。本当はゆっくりコーヒーでも飲みながらと思ったのですが、ちょっと時間がなかったので、テイクアウトさせていただいて。

いくつかの説明を拝見すると、もともと町営のキャンプ場だったところを手作りで回収して、新しい施設を作ってやっていらっしゃるご様子。

国道212号から入ってすぐのこの施設には、日常から離れ、この森でしか味わえない空間を提供され、この空間の中で流れる時間を過ごすという価値の高いサービスを、フライヤー一つ、看板一つ、使うルール一ついろいろなところに散りばめられた共通する「森に対する想い」が感じられるストーリーによって生み出されているようです。

中には、「Cago」というカフェレストランも営業されており、ゆっくりとお食事もできる場所。

宿泊用のバンガローなども、ひとつひとつ手を入れ、大切にお使いになっている様子が伝わってくる感じがして、とても心地よい場所でした。

と。。ふと先日拝見した、「現代日本の過剰サービスは誰も幸せにしない」

toyokeizai.net

というような記事を思い出しました。ガソリンスタンドに行けば、4人がかりで窓を拭いたり、不在にしていれば、何度でも宅配物を届けてくれたり。消費者にとってはありがたいことなのかもしれませんが、サービスの生産性という意味ではどうなのかと問いかける記事。それ以前の記事でも、日本のサービスの生産性の低さを指摘する記事も。

toyokeizai.net

いろいろな公共施設の管理運営のお仕事の場面にお伺いする機会の多い私も、施設運営のハード、ソフトのコスト削減をしながら、サービスの質は向上させるという課題を目の当たりにしながら、そのサービスの作り方は、24時間年中無休で何でもかんでも提供し続けることだとは思えないわけで。

特に、公共施設は、地域の方々とともに作り上げていくことによって、その設置目的を果たすことも多いのではないかと思うわけです。地域の方々のポータルサイトとして、いろいろな人が関わりを持っていただけるような施設づくり。

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より多くのものを、より安く、より早く、より正確に。。。。

そうした競争を続けていった先に、本当に幸せな生活が待っているとは、もはや思えなくなってきている世の中なのではないかと?

そうした結果が、現在の社会、地域の課題を生み出してきているのではないかと、すれば、その課題をどう解決していくべきなのか?

今回お邪魔した、キャンプ場はある意味一つの答えなのではないかと思えて。。もちろん、これがすべての答えであるという意味ではなく。

こうした付加価値の高いサービスを提供し、利用される方々に喜んでいただく、そして、そこで働く人たちも、楽しく幸せに働ける。そのために必要なことは?できることは?持続可能な地域づくりって、たくさん人を呼ぶことだけではないとすれば、地域の方々にとっての、その施設のあり方は何なのか?

作ったからどうにか活性化しないと、活用しないとということだけでなく、閉鎖してしまうという選択肢も含めて、本当に必要な施設としてどんな方々にご利用いただけるのか?また、そのために必要な資源はどう確保するのか?こうした議論が、現場の方や関係の自治体の方々、地域の方々と語り合える、そして、ある一定程度の覚悟を持って、リスクを承知した上で、きちんとひとつひとつ進める、実践すること。

話はあちこち、とめどなく。でも、今までのものと同じサービスと違うサービスがあるような気がして、そのあたりをどうにか、私たちの周辺にも活かしていければと思えた一日でした。(*u_u) 。。